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今回、オリエント楽器で後援させて頂いているイベントの中で、気になったコンサートをご紹介いたします。チェンバロ製作工房carata cembaloさん主催「４台チェンバロと歌、ピリオド楽器オーケストラの饗宴」が2022年5月15日（日）に開催されます。

チェンバロ４台が並んだコンサートに興味はありますが、それよりもチェンバロ工房代表の唐田さんの人柄に魅かれ、コンサートに行ってみたいと思います。音楽を楽しむためには、予習も必要（笑）といことで、コンサートを前に、蒲郡の工房へ見学に行ってきました。

現在制作中のチェンバロを見せて頂きながら、製作工程のご説明やチェンバロの種類など貴重なお話しとともに、奥様の演奏によるチェンバロの音色も聴かせて頂きました。

イノシシの毛や鳥の羽軸などレアな素材を入手しながら、木材など自然のものを使うため繊細で、微調整も当たり前で、年間数台しか制作できない大変な楽器。

近くにお住まいの作家さんに、絵を書いて頂いているということです。

レンタルの需要や修理の仕事も多くなっているようです。楽器メーカーとしては、工房を維持していく大変さを感じましたが、そんな大変さよりも、唐田さんが純粋で真っすぐにチェンバロという楽器や、その時代の音楽、その歴史について、愛着が土台になっている工房です。

唐田さんがチェンバロの魅力を伝えるためにこのコンサートは企画されました。唐田さん自身が歌も歌われるので、その歌声も個人的には注目しています。また、出演者で音楽監督の赤津眞言さんは幼少期を豊橋で過ごしたらしく、私としては、そういった縁も感じながらのコンサートとなります。

ぜひ響きの良い碧南のエメラルドホールで、チェンバロ、弦楽器、歌の生音を聴いてみませんか。ロビーではチェンバロのペーパークラフト講座も開催されますので、子供さんも楽しめます。

オリエント楽器で、チケット販売中！