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音楽教室こどもの感性を育てる意義とは(後編)

※地域誌に掲載された内容です。

前回、音楽と感性の関係を説明しました。音楽のレッスンによって感性の他に、どんな力が育まれていくのでしょうか。それぞれの曲をイメージしながら弾くことで想像力が養われていきます。それを繰り返し行うことで、自ら音楽を創れるような創造力へと繋がり、世界観も大きく広がっていくことでしょう。すぐに効果が見えるものではありませんが、継続的に取り組むことで、子どもの内面には感性とともに様々な力が育まれていくのです。今回はもう少し深く子どもの成長について考えてみましょう。

習い事としてより、長い目線で

「スイミングを習ったら、50メートルを泳げるようになった」「音楽を習ったら、いくつも曲を弾けるようになった」のように、親としてはどうしても短期的な成果に注目しがちです。これは子どものモチベーションにもつながることなので、大切な視点だと思います。しかし、音楽の恩恵をたくさん受けている一人として思うのですが、単なる子供の頃の習い事としてでなく、もっと長い目線で子どもの人生を豊かにする“翼”を与えるようなものとして捉えたいところです。そういう意味では、音楽教育は他の習い事と一線を画すものだと思っています。

 

親が必要性を感じて、根気よく、楽しく

音楽を習うと、頭が良くなる、学校行事の伴奏で活躍できるなど、メリットもたくさんあります。しかし、私からすればこれは結果論であって、目的ではないのです。そもそも音楽を習う目的は音楽を感じて楽しむことで“心”や“感性”を育てることだと思います。抽象的な表現ですが、人生においてとても大切な教育だと思うのです。子どもに「曲が弾けること」だけを求めるのではなく、「音楽って楽しいね」と親子で共感し、「弾けるようになってきたね」と成長を喜び、子どもが思いきり自由に表現できる環境を与えながら、一緒に根気よく楽しく取り組んで欲しいですね。

 

アコースティックピアノがおすすめ

ただ曲を弾くだけなら電子ピアノでも事足りるでしょう。しかし、日頃の練習から子どもの感性を育てる観点で言えば、私はやはりアコースティックピアノをお薦めします。両者の一番の違いは「音」と「タッチ」です。電子ピアノは、あらかじめ録音されたピアノの電子音源を使って発音します。それに対し、アコースティックピアノは、ギターやバイオリンのように弦の振動をボディ(響板)に共鳴させて発音しています。したがって、鍵盤の押さえ方「タッチ」によって「音」の出かたやニュアンスが無限に変わるため、表情豊かな演奏が可能になります。さらに耳の感度や音感も磨かれるため、感性を育てるのにとても有効なのです。

最後に

音楽、特にクラシック音楽には偉大な先人が残してくれた素敵な作品がたくさんあります。本物の音楽に触れ、習うことで物ごとを捉える感性が磨かれていき、自分の目の前にある小さな選択肢からより良いものや美しいものを選択する力が育まれます。そして、よりよい人生を歩めるように、心身ともに大きく成長してほしいと心から願っています。

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